思春期における発達障害児の支援の在り方を考える : 二次障害の予防と対応に着目して

書誌事項

タイトル別名
  • Considering ideal support for adolescents with developmental disabilities: Focusing on prevention and support for secondary disorders

この論文をさがす

説明

発達障害児の思春期に現れる諸問題に着目し、二次障害の予防と対応について明らかにすることを目的として、学術情報検索サイト「CiNii」と医学文献データベース「医学中央雑誌web」を用いて、発達障害・思春期・二次障害の3つの用語で検索を行い、独自に設定した選定基準に従って論文を選定した。分析対象とした文献の総数は13件であった。分析の結果、思春期における発達障害児の二次障害の予防と対応において重要な要素として、6 個の大カテゴリーと18個の小カテゴリーが導かれた。思春期における発達障害児の支援においては、家庭・医療機関・学校の三者の連携による本人支援が望ましいが、本人支援が保護者の介入を前提としている一方で、保護者の自発的な介入が難しいケースも多く存在するため、本人支援の前段階としての家族支援が求められていると考えられた。今後は公的機関・教育機関等による家族支援の在り方を検討することが課題である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ