塩酸リトドリン投与時の子宮臍帯循環
この論文をさがす
説明
<p> 緒言</p><p> 塩酸リトドリン(以下リトドリン)は非カテコラミン・アドレナリン作用物質1)で,選択的にβ2受容体に作用し,特に子宮筋に対し強い収縮抑制作用をもっている薬剤である。しかし,弱いながらもβ1刺激による循環系への作用ももっていることが知られている。</p><p> 日常臨床で切迫流早産の治療によく用いられるリトドリンが,胎児・胎盤・子宮循環にどのような影響を与えているか2~5),また超音波ドプラ法による血流指標が,この循環変化をどのように反映しているかについてはいまだ十分に解明されていない現状である。</p><p> リトドリンを母獣投与したときの循環変化を調ベ,臍帯動脈,子宮動脈の血流指標6, 7)が子宮臍帯循環をどの程度反映しているかを検討することを目的に,妊娠ヤギ実験モデルを用い研究を行った。</p>
収録刊行物
-
- 周産期学シンポジウム抄録集
-
周産期学シンポジウム抄録集 14 (0), 127-134, 1996
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390582462816255872
-
- ISSN
- 2759033X
- 13420526
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可