鋼部材と炭素繊維シートの接着特性に及ぼす素地調整法と養生温度の影響

  • 楊 沐野
    九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門
  • 謝 嘉靖
    九州大学大学院 工学府土木工学専攻
  • 貝沼 重信
    九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門
  • Cai Lianheng
    九州大学大学院 工学府土木工学専攻
  • 唐 堅
    九州大学大学院 工学府土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF SURFACE TREATMENT AND CURING TEMPERATURE ON THE BOND BEHAVIOR BETWEEN STEEL MEMBER AND CARBON FIBER SHEET

説明

<p> 鋼部材と炭素繊維シートの接着特性は,素地調整法や養生温度などの施工条件により変化する.しかし,これらの条件が炭素繊維シートの接着特性に及ぼす影響については不明な点が多いため,補修・補強の設計や施工条件を最適化することは困難である.本研究では素地調整法が鋼素地の表面性状と付着特性に及ぼす影響を明らかにした上で,鋼板と炭素繊維シートのせん断強度を検討した.また,養生温度が含浸樹脂の硬化速度,機械的性質,熱特性および繊維への浸透性に及ぼす影響を検討した.さらに,初期等温硬化モデルを構築し,熱履歴に関する樹脂のガラス転移過程を推定することで,後硬化による樹脂の各物性の改善効果を評価した.これらの知見に基づき,CFRP補強部の接着性能を向上させるための施工条件を提案した.</p>

収録刊行物

参考文献 (35)*注記

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