乳癌術後23年目に肺の小結節を指摘され, 2年の経過を経て肺転移と診断された1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case in which a small nodule in the lung was detected 23 years after breast cancer surgery and was diagnosed as lung metastasis after 2 years of follow-up
  • ニュウガン ジュツゴ 23ネンメ ニ ハイ ノ ショウケッセツ オ シテキ サレ,2ネン ノ ケイカ オ ヘテ ハイ テンイ ト シンダン サレタ 1レイ
公開日
2024
DOI
  • 10.60440/hokkaidojsurg.69.1_51
公開者
北海道外科学会

この論文をさがす

説明

乳癌は晩期再発症例が多いとされているものの, 9割以上が術後10年以内での再発である。今回, 右乳癌術後23年目に偶発的に肺小結節を指摘され, 経過観察2年で1mmの増大を認め, 性状の変化から手術を行い乳癌肺転移と診断された1例を経験した。患者は80歳女性, 55歳時に右乳癌に対して右乳房全切除術と腋窩郭清が施行された。術後は23年間, 転移・再発は指摘されなかった。未破裂脳動脈瘤に対してカテーテル治療を行う方針となり, 治療前のスクリーニングCTで左肺S3の小結節を指摘された。CTで半年毎にフォローし, 2年後に小結節のわずかな増大を認めた。肺癌を疑い胸腔鏡下左肺部分切除を行った。肺腫瘍の病理結果は乳癌の転移を疑わせる所見であり当科紹介となった。総合的に既往乳癌の肺転移と判断し, 現在, レトロゾール単剤で7か月間治療継続中である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ