京都産酒造原料米品種「京の輝き」と「祝」の栽培時期の違いによる貯蔵タンパク質含有量変動の解析

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of changes in storage protein content due to differences in cultivation conditions in Kyoto-sake brewing rice cultivars, “<i>Kyonokagayaki</i>” and “<i>Iwai</i>”
  • キョウトサン シュゾウ ゲンリョウ ベイ ヒンシュ 「 キョウ ノ カガヤキ 」 ト 「 シュク 」 ノ サイバイ ジキ ノ チガイ ニ ヨル チョゾウ タンパクシツ ガンユウリョウ ヘンドウ ノ カイセキ

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説明

<p>1)2015年および2016年に栽培された酒造原料米品種「京の輝き」12点および「祝」6点において,米貯蔵タンパク質含有量を評価した。「京の輝き」「祝」ともに,晩植にて栽培した原料米は,早植に比べて貯蔵タンパク質含有量が高くなった。また,晩植の貯蔵タンパク質組成から,グルテリンの割合が低くなることがわかった。以上の結果から,京都産酒造原料米の2品種において,醸造適性を高めるためには,移植時期を早めることが望ましいことが示唆された。</p><p>2)二次元電気泳動による解析により,グルテリン分子種の同定を行った。さらに,移植時期を変えた原料米におけるグルテリン分子種の含有量は,早植で栽培するとグルテリン分子種の含有量が低くなり,その中でもGluBの割合が低くなることがわかった。また,「祝」は「京の輝き」に比べてGluBの割合が高かった。</p>

収録刊行物

  • 日本醸造協会誌

    日本醸造協会誌 117 (8), 571-579, 2022

    公益財団法人 日本醸造協会

参考文献 (12)*注記

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