コロナ禍における大学生のストレスがスマホ依存、 学業的先延ばし行動、学習成果に及ぼす影響 : 自己調整学習能力の調整効果に着目して

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between COVID-19 Stress, Smartphone Addiction, Academic Procrastinatory Behavior, and Learning Outcomes: The Moderating Role of Self-Regulated Learning
  • コロナカ ニオケル ダイガクセイ ノ ストレス ガ スマホ イゾン ガクギョウテキ サキノバシ コウドウ ガクシュウ セイカ ニ オヨボス エイキョウ ジコ チョウセイ ガクシュウ ノウリョク ノ チョウセイ コウカ ニ チャクモクシテ
  • コロナ カ ニ オケル ダイガクセイ ノ ストレス ガ スマホ イソン 、 ガクギョウテキサキ ノバシ コウドウ 、 ガクシュウ セイカ ニ オヨボス エイキョウ : ジコ チョウセイ ガクシュウ ノウリョク ノ チョウセイ コウカ ニ チャクモク シテ

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説明

本研究は、コロナ禍によるストレスが大学生の学習成果に及ぼす影響と、その過程でスマートフォン依存、学業先延ばし行動、及び自己調整学習能力がどのような役割を果たすかを検討した。筆者らの大学に在籍する200人の学部生を対象に行ったアンケート調査から、コロナストレスが学習意欲、集中力、学習時間、そして学業成績に負の影響を及ぼしており、特に学業先延ばし行動を促進し、結果的に学習成果を低下させることが明らかになった。スマートフォン依存は直接的には学習成果に影響を与えないものの、学業先延ばし行動を介して間接的に学習成果を低下させることが確認された。さらに、自己調整学習能力はスマートフォン依存と学業先延ばし行動の関係にのみ調整効果を持つことが示された。これらの結果は、コロナ禍に伴うストレス、スマートフォン依存、学業先延ばし行動といった問題に対処する際の重要な洞察を提供する。

収録刊行物

  • 研究論集

    研究論集 120 71-90, 2024-09

    関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部

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