回折X線幅を用いた結晶子サイズの異なる二酸化チタン粉体混合物の評価

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タイトル別名
  • Analysis of Compound Ratios of Titanium Dioxides with Various Crystallite Sizes Using X-Ray Diffraction Broadenings

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説明

<p>回折X線幅を用い,結晶子サイズの異なる2種類のアナターゼ型二酸化チタン粉体を混合した試料の構成比率を算出するため,X線回折測定条件による回折X線幅への影響を調べた.結晶子サイズの異なる2種類のアナターゼ粉体を混合した試料について,混合比率と結晶子サイズとの間に相関が確認できた.X線回折測定時の受光スリット幅の違いにより,装置による回折X線の拡がりの値は変化するが,装置による拡がりの影響を除去して求めた結晶子サイズと混合比率との相関への影響は見られなかった.回折X線幅から求めた結晶子サイズを用いて混合比率算出が可能な,2種類のアナターゼ粉体の回折X線幅の差異については,回折X線幅の測定変動から検討を行った.回折X線幅から算出した結晶子サイズを用いた,結晶子サイズの異なる2種類のアナターゼ粉体の混合比率定量方法を応用して,ガラス板上に塗布されたアナターゼ粉体のそれぞれの結晶子サイズの重量比率を求めることができた.</p>

収録刊行物

  • X線分析の進歩

    X線分析の進歩 41 (0), 75-84, 2010-03-31

    公益社団法人 日本分析化学会 X線分析研究懇談会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390583394349298304
  • DOI
    10.57415/xshinpo.41.0_75
  • ISSN
    27583651
    09117806
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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