インクリメント縮分法により調製した試料を用いたGC-MSによる牛肉の有機塩素系農薬分析法の妥当性評価

書誌事項

タイトル別名
  • Validation of an Analytical Method for Organochlorine Pesticide Residues in Beef Products by GC-MS Using Sampling with Increment Reduction
  • インクリメントシュクブンホウ ニ ヨリ チョウセイ シタ シリョウ オ モチイタ GC-MS ニ ヨル ギュウニク ノ ユウキ エンソケイ ノウヤク ブンセキホウ ノ ダトウセイ ヒョウカ

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説明

<p>環境への残留性が問題となっている有機塩素系農薬アルドリンおよびディルドリン,γ-BHC, DDT,エンドリン,ヘプタクロルについて,牛の筋肉における一斉分析法を構築した.構築にあたり,採取する試料の均一性を向上させるために,粉砕した試料を均等な高さで広げ,区画に分け各区画から等量ずつ採取するインクリメント縮分法を試料採取法として採用した.採取した試料は,アセトニトリル-エタノール(1 : 1)混液による抽出後,冷却遠心分離および固相抽出カラムによる,簡便でゲル浸透クロマトグラフィーを使用しない脱脂・精製によって調製し,GC-MSによる測定を行った.構築した分析法について妥当性評価試験を実施した結果,すべての試験対象農薬で妥当性評価ガイドラインが示す目標値に適合した.</p>

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 65 (4), 95-100, 2024-08-25

    公益社団法人 日本食品衛生学会

参考文献 (8)*注記

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