書誌事項
- タイトル別名
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- In Situ Residual Stress Analysis in a Glass Fiber-Reinforced PhenolicResin and Aluminum Composite Material During Curing
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説明
<p>ガラス繊維を含有するレゾール硬化型フェノール樹脂とアルミ箔からなる複合材に関して,熱硬化プロ</p><p>セスおよび冷熱サイクルにおける樹脂/ アルミ界面の残留応力変化のその場観察を行った。残留応力はX</p><p>線回折法の sin2 Ψ法により Al( 422) 面の回折プロファイルを測定し,アルミに作用する力として解析した。</p><p>熱硬化プロセスにおいて,昇温および降温過程の応力変化は樹脂とアルミのCTE 差に起因する両者の熱膨</p><p>張・収縮量差で明確に説明ができ,また,熱硬化反応に伴う樹脂の硬化収縮挙動を圧縮応力の増加として</p><p>捉えることに成功した。更に,硬化後の冷熱サイクルの解析より,評価した複合材の界面は160℃で応力</p><p>フリー状態となることが明らかとなった。硬化プロセスの連続的な応力変化の把握により,複合材中の応</p><p>力は硬化前の界面状態の影響を大きく受けていると推定され,応力フリー温度を複合材成形プロセスによっ</p><p>て制御できる可能性が示された。</p>
収録刊行物
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- Journal of The Adhesion Society of Japan
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Journal of The Adhesion Society of Japan 57 (4), 139-144, 2021-04-01
一般社団法人 日本接着学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390583402774224256
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- ISSN
- 21874816
- 09164812
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可