サウナが心拍変動に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Measurement survey on heart rate variability during sauna
  • Part 1 Effects of thermal environment in sauna
  • (第1報)サウナの温熱環境による影響

説明

サウナ経験者の健康成人20~40代42名を対象に、サウナ時の温冷交代浴と外気浴を行ったときの温熱環境と心拍変動を調査した。被験者はサウナ開始前にウェアラブル心拍センサを非利き腕に装着し、サウナ浴、冷水浴、外気浴を実施した。これらの実施回数と実施時間は任意とした。サウナ実施日毎に、サウナの温熱環境、サウナ満足度、主観的ととのい度をWEBアンケートで回答してもらった。その結果、rMSSDはサウナ浴時に顕著に低下し、外気浴時に顕著に上昇した。サウナの満足度は、サウナの温熱環境による影響は認められず、主観的ととのい度とは有意な相関が認められた。主観的ととのい度は、外気浴時とサウナ浴時のrMSSDの高低差や外気浴の実施時間による影響が認められた。サウナによる「ととのった」感覚は、外気浴の時間を十分に確保し、副交感神経活動が優位となるような状態で実施することで得られるものと考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390583579722469120
  • DOI
    10.24538/jhesp.47.0_93
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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