書誌事項
- タイトル別名
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- Honda Toshiaki’s Economic Thought as Mercantilism
- ホンダ リメイ ノ ケイザイ シソウ : セイヨウ ケイザイ ガクセツ 〈 ジュウショウ シュギ(「 メル カンチリズム 」)〉 ト ノ ヒカク ケンキュウ
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説明
本多利明の経済思想と西洋経済学説,とくには重商主義との比較検討が本稿の主旨である。その場合に,本格的な本多研究の嚆矢に該当する本庄栄治郎氏の成果「本多利明ノ経済説(一)~(三)」における分析視角の把握を行い,同諭に反映された重商主義理解を参考としながら,あらためて,重金主義・貿易差額主義・国家的国民的政策諭・植民地獲得競争論,といったスミス,シュモラー,カニンガムなどの学説が寄与するところの重商主義論との比較検討を試みた。その結果として,「渡海運送交易」政策や「四大急務」政策の導入を起案した本多利明の経済思想には上記の重商主義的な属性がすべて内包されている点が明らかとなった。ならびに,本多利明の個性的特質を象徴する位置づけとして,彼の経済思想を「大日本国」型重商主義としてとらえる必要性を提起することとなった。
収録刊行物
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- 経済研究所年報
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経済研究所年報 (56), 217-241, 2024-10-10
経済研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390583647826093568
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- NII書誌ID
- AN00143876
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- NDL書誌ID
- 033792369
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- ISSN
- 02859718
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可