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説明
<p>【目的】寛骨臼形成不全に伴う前・初期変形性股関節症の自然経過と進行に関連する因子を検討すること.【方法】2005年から2012年に当科で股関節手術を施行された患者のうち,非手術側が前・初期股関節症で,5年以上経過観察が可能であった134例134関節(男性10例,女性124例)を対象とした.初回評価時年齢は14-82歳(平均51歳),経過観察期間は5-22年(平均13年)であった.THA施行あるいは進行期への病期進行をエンドポイントとして関節生存率と進行に関連する因子を調査した.【結果】前・初期股関節症は5年で8%,10年で22%,15年で40%がTHA施行あるいは進行期へ病期が進行していた.単変量・多変量解析の結果,初回評価時年齢が独立した予後因子であり,高齢であるほどTHA施行あるいは病期が進行しやすかった.【結語】前・初期股関節症は経年的にTHAあるいは病期進行の割合が増加し,高年齢がリスク因子であった.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 73 (4), 696-699, 2024-09-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390583647826310144
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可