小児大腿骨遠位骨幹端粉砕骨折術後に来した外反膝を骨端線抑制術にて矯正した1例

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<p>【症例】11歳女児.身長150 cm.自転車で坂を下る際にカーブを曲がりきれず転倒し受傷した.【経過】右大腿骨遠位骨幹端粉砕骨折を認め,骨端線は残存していたが骨折部の安定性を得るために外側locking plateによる骨接合術を施行した.骨接合術後4ヶ月で抜釘したが,growth spurtと重なったことによる外反膝変形を認めたため,骨接合術後7ヶ月でエイトプレートによる骨端線抑制術を施行した.骨接合術から1年2ヶ月後に外反矯正を認めエイトプレートを抜去した.受傷後3年で疼痛や可動域制限,ADL障害の訴えはない.【まとめ】growth spurt期の小児大腿骨遠位骨幹端粉砕骨折術後に生じた外反膝変形に対し,エイトプレートによる骨端線抑制術は有用であった.</p>

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