人工膝関節置換術前後の冠状面アライメントが術後中期の臨床成績に及ぼす影響

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<p>【背景】人工膝関節置換術(TKA)前後の冠状面アライメントが術後の患者立脚型アウトカムに影響するか否かを検討すること.【方法】当院でTKAを施行した症例を対象とし,TKA前後のCoronal Plane Alignment of the knee(CPAK)分類がKnee Society Score 2011, Knee Injury and Osteoarthritis Outcome Score-12に及ぼす影響を調査した.【結果】全下肢単純X線画像を用いてmedial proximal tibial angle(MPTA),lateral distal femoral angle(LDFA)を計測し,MPTA-LDFA=arithmetic Hip-Knee-Ankle(aHKA),MPTA+LDFA=Joint Line Orientation(JLO)を算出した.CPAK分類は術前はphenotype(i)が最も多く,術後はMechanical Alignment法の目標であるphenotype(v)が最も多かった.術後aHKAは変化なし,術後JLOは内方傾斜またはNeutralに分類されると患者立脚型アウトカムは良いという結果になった.【結論】術後aHKAは術前と分類が変わる,術後JLOは外方傾斜になると患者立脚型アウトカムは低下していた.</p>

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  • CRID
    1390583647826348672
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.920
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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