幼児児童の発達とその教育 : 「学び」を支える子どもの発達の捉え方(特集 小学校教育実践の研究課題とその解決 : 新学習指導要領が提起する教育の実践的課題)

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書誌事項

タイトル別名
  • Development and education of young children : understanding how children develop to support learning

説明

新学習指導要領において,幼稚園課程では「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」として,幼児が身に付けていくことが望まれる具体的な姿が提示されている。しかし,小学校教育課程では,「心身の発達の段階や特性に対する考慮」が必要であるという記述はあるものの,具体的な児童の発達段階について把握し,ある学年の児童の姿を総合的に捉えるための情報は十分に集約されていない。そのため,実際の学習指導では,子どもの心身の発達段階や特性の考慮に加え,学びの基盤となる認知機能の把握が望ましい。この認知機能は心理学では「知能」とされ,与えられる情報の種類や提示の仕方による情報処理の特徴や処理速度や量への影響が把握でき,この視点と学校での学習行動や習得度とを関連づけてとらえることで,子どもの「学び」支える具体的な指導の工夫が見えてくる。そのため,「知能」いう視点を取り入れることが今後の課題と考えられる。

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