多収水稲品種「やまだわら」「えみだわら」及び「とよめき」の育成

  • 平林 秀介
    農研機構 作物研究部門
  • 竹内 善信
    農研機構 作物研究部門
  • 加藤 浩
    農研機構 作物研究部門(現 東京農業大学)
  • 石井 卓朗
    農研機構 作物研究部門
  • 佐藤 宏之
    農研機構 作物研究部門
  • 前田 英郎
    農研機構 作物研究部門(現 農研機構本部)
  • 太田 久稔
    農研機構 作物研究部門(現 農研機構 東北農業研究センター)
  • 安東 郁男
    農研機構 作物研究部門(現 公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会)
  • 根本 博
    農研機構 作物研究部門
  • 春原 嘉弘
    農研機構 作物研究部門
  • 後藤 明俊
    農研機構 作物研究部門
  • 黒木 慎
    農研機構 作物研究部門(現 農研機構 九州沖縄農業研究センター)
  • 小林 伸哉
    農研機構 作物研究部門(現 国際農林水産業研究センター)
  • 常松 浩史
    農研機構 作物研究部門(現 農研機構本部)
  • 田中 淳一
    農研機構 作物研究部門(現 農研機構本部)
  • 出田 収
    農研機構 作物研究部門(現 農研機構 西日本農業研究センター)
  • 井辺 時雄
    農研機構 作物研究部門
  • 山口 誠之
    農研機構 作物研究部門(現 農研機構 東北農業研究センター)
  • 池ヶ谷 智仁
    農研機構 作物研究部門
  • 平山 正賢
    農研機構 作物研究部門(現 茨城県農業総合センター 生物工学研究所)
  • 津田 直人
    農研機構 作物研究部門(現 農研機構 農業機械研究部門)
  • 松原 一樹
    農研機構 作物研究部門
  • 梶 亮太
    九州農業試験場(現 農研機構 中央農業研究センター)
  • 溝淵 律子
    九州農業試験場(現 農研機構 作物研究部門)
  • 田村 泰章
    国際農林水産業研究センター(現 農研機構本部)
  • 松下 景
    農研機構 作物研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • Development of high yielding rice cultivars ‘Yamadawara’, ‘Emidawara’ and ‘Toyomeki’

説明

<p>「やまだわら」「えみだわら」及び「とよめき」は日印中間型超多収品種「ミズホチカラ」の多収性を取り入れる目的の交配から育成され,それぞれ平成26年,令和4年,平成29年に品種登録された品種である.「やまだわら」「えみだわら」は関東・北陸以西の地域に適し,「とよめき」はそれに加えて東北南部平坦地に適する.「えみだわら」は「やまだわら」より登熟に要する期間が短い.この3品種は耐倒伏性に優れており,多肥栽培によって多収となる.早植では70 kg/a以上,晩植でも60 kg/a前後の精玄米重を示し,一般主食用品種よりも明らかに多収である.玄米品質は「やまだわら」は良質とされる「朝の光」より劣り,「えみだわら」は「朝の光」と同程度で,「とよめき」は「コシヒカリ」より劣る.この3品種の炊飯米の物性は「コシヒカリ」と比較し,テンシプレッサーによる‘表層の硬さ’の値が高く,‘表層の付着量’が少ない.また食味官能試験においても「硬さ」が高く「粘り」が低い.このため,「べたつき」が少なく工場ライン炊飯に適するコメや,ピラフ,チャーハンなどに適するパラリとした食感のコメを求める外食・中食業者の需要に応えることができる.</p>

収録刊行物

  • 農研機構研究報告

    農研機構研究報告 2024 (19), 31-, 2024-11-28

    国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390583800948960896
  • DOI
    10.34503/naroj.2024.19_31
  • ISSN
    24349909
    24349895
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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