地域在住高齢者の中枢性感作関連症状とヘルスリテラシーおよび運動機能との関連

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タイトル別名
  • Central Sensitization-related Symptoms, Health Literacy, and Motor Function in Community-Dwelling Older Adults

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説明

<p>目的: 本研究の目的は, 地域在住高齢者の中枢性感作関連症状(Central Sensitization-related Symptoms:CSS)とヘルスリテラシー(Health Literacy:HL)および運動機能との関連を明らかにすることである。方法:地域在住高齢者211 名を対象に,Central Sensitization Inventory-9(CSI-9),Communicative Critical Health Literacy (CCHL),運動機能評価として30秒椅子立ち上がりテスト,長座体前屈距離,開眼片足立ち保持時間, Timed Up & Go Test,歩行速度を測定した。統計処理は,各測定項目間の相関分析,およびCSI-9を従属変数,相関分析で有意な相関を認めた項目を独立変数として重回帰分析を実施した。結果:CSI-9を従属変数とした重回帰分析の結果,CSS の重症度に関連する因子として,CCHL と教育歴が抽出された。結論:HL が低く,教育歴が短い高齢者は,CSI-9のスコアが高いことが示唆された。このことから,HL が低く,教育歴が短い高齢者は,自身の健康に関心を持ち知識を高め,自己管理する力を身に付けていくことでCSS の改善に繋がる可能性が示された。</p>

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