干潟底生生態系の季節変動に関する数値モデル

書誌事項

タイトル別名
  • Numerical Model on the Seasonal Variation of a Benthic Ecosystem in a Tidal Flat
  • ヒガタ テイセイ セイタイケイ ノ キセツ ヘンドウ ニ カンスル スウチ モデル

この論文をさがす

説明

<p>浮遊系を対象に構築されたKawamiya et al.(1995)の生態系モデルに基づいて底生生態系モデルを構築し,香川県高松市の春日川・新川の河口干潟底生系の窒素循環過程を解析した。底生系において,窒素循環の主経路は栄養塩→付着珪藻→デトリタス→栄養塩であることが示された。また,本研究の底生系における解析結果の特徴をより良く理解するために,浮遊系(林・柳,2002)との比較を行なった。その結果,底生系では,一次生産を制限する度合いが小さいこと,単位生物量あたりの一次生産量が多いこと,一次生産に利用される栄養塩は底泥の間隙水により供給されていることが判明した。</p>

収録刊行物

  • 海の研究

    海の研究 15 (1), 53-65, 2006

    日本海洋学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (16)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ