補助音源の併用により発声者を識別させる劇場用音響システム
書誌事項
- タイトル別名
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- Stage Sound System for Identifying Speakers by Using Auxiliary Sound Sources
説明
<p>演劇においてホール規模の大きい劇場では , 演者の肉声は後ろの席の観客まで届かない . この問題を解消す るために各演者が装着したマイクと劇場前方に設置されたメインスピーカを用いて拡声が行われる . このとき , 演者に 関わらず左右のメインスピーカのバランスを変えないため , 発声者の音声は各観客の聴取位置に応じて決定される位 置に定位される . そのため , 複数の人が舞台に立っている状況では発声者の判別が困難になることがある . 本研究では , メインスピーカからの出力音声には処理を施さず , 補助音源デバイスからの出力に対して時間周波数平面での処理を 行うことで , 観客の聴感に悪影響を及ぼすことなく発声者を瞬時に判別できるシステムの開発を目指す . 実験の結果 , 周波数方向 , 時間方向どちらも制限することで補助音源のラウドネスを約 13 dB 削減することが可能であることがわ かった . また , 本稿では FPGA を用いたリアルタイム音響信号処理システムによる本手法の実装についても述べる .</p>
収録刊行物
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- 音声コミュニケーション研究会資料
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音声コミュニケーション研究会資料 5 (1), n/a-, 2025-01-25
音声コミュニケーション研究委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390585017622005632
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- ISSN
- 27582744
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可