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- 永嶋 信二郎
- 名寄市立大学
Bibliographic Information
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- スピーナムランド制度におけるG.エスピン=アンデルセンとK.ポランニー
- スピーナムランド セイド ニ オケル G. エスピン=アンデルセン ト K. ポランニー
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G.エスピン=アンデルセンは、各国の福祉国家を脱商品化と社会的階層化という視点から、自由主義レジーム、保守主義レジーム、社会民主主義レジームに分類した。そして、彼の理論において、K.ポランニーのスピーナムランド制度に関する議論を取り上げている。そこで、本稿では、エスピン=アンデルセンの理論とポランニーの理論の特徴を明らかにするために、スピーナムランド制度における彼らの理論について検討を行った。 エスピン=アンデルセンは、ポランニーの議論を踏まえて、社会権、労働力の商品化と脱商品化、古典的な自由主義国家の役割について述べた。そしてポランニーは、スピーナムランド制度が賃金扶助による最低所得の保証によって、労働市場の創出を妨げて、労働者を貧民の状態にした結果、それを撤廃することによって、市場経済に駆け込んでいったと指摘した。
Journal
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- 名寄市立大学社会福祉学科研究紀要
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名寄市立大学社会福祉学科研究紀要 (8), 1-16, 2018-03-31
名寄市立大学保健福祉学部社会福祉学科
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390585095042372608
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- NII Article ID
- 120006461203
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- NII Book ID
- AA12592911
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- NDL BIB ID
- 028953127
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- ISSN
- 21869669
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Allowed