プラットフォーム競争の動的分析によるマルチホーミング率回帰推定

書誌事項

タイトル別名
  • A Regression Estimation of Multihoming Ratio by Dynamic Analysis of Platform Competition

説明

本研究は、プラットフォーム競争の動的モデルを用いたシミュレーションから、競合プラットフォーム間の間接的ネットワーク効果強度の違いが、全エンドユーザー数におけるマルチホーミングユーザー数の割合であるマルチホーミング率にどのように影響を与えるのかを探索する。日本国内ビデオゲーム機プラットフォーム競争の実証分析から、プラットフォーム競争のライフサイクル終期におけるマルチホーミング率が、競合プラットフォームの間接的ネットワーク効果強度の組み合わせから推定可能であることを確認する.そのためにパラメータ最適化されたシステム・ダイナミクスモデルを実現可能な妥当性のある参照モデルとして扱い、生成AIであるChatGPT用プロンプトを作成してJuliaコードに変換する。シミュレーションによる計算値と非線形回帰モデルによる予測値に基づく等高線図を作成し、競合プラットフォームの間接的ネットワーク効果強度の組み合わせによるエンドユーザーのマルチホーミング率の変化パターンを比較し、妥当性を検証する。本研究で提示するプラットフォーム競争の分析手順とその実行結果は、生成AIを用いたSDモデルからJuliaコードによるシミュレーション、そして一般線形/非線形回帰分析への連結の簡便性と結果の視覚化の新たな可能性を示唆している。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390585095043090304
  • DOI
    10.24803/sdjapan.22.0_1
  • ISSN
    24342025
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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