ニューロフィラメント軽鎖は遺伝性ATTRアミロイドーシスの活動性マーカーとして有用か?―文献レビュー

書誌事項

タイトル別名
  • Is neurofilament light chain useful as a disease progression marker for ATTRv amyloidosis? A literature review

説明

<p>遺伝性ATTR(ATTRv)アミロイドーシスは,トランスサイレチン(TTR)遺伝子の変異,全身へのアミロイド沈着,進行性のポリニューロパチーを特徴とする常染色体顕性遺伝疾患である.患者における疾患重症度の測定に使用されるスコアには,感度が不十分,日常的な実施が困難など問題点が多い.核酸医薬の第3相試験や実臨床エビデンスから,軸索の主要な構成タンパク質であるニューロフィラメント軽鎖(NfL)が,本症の疾患活動や治療効果判定のための有用な血液バイオマーカーであることが示されている.NfL濃度は年齢,体格指数,併存疾患などの影響を受けるため,患者個々の背景を十分考慮し,その意義を検討する必要がある.</p>

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参考文献 (57)*注記

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