代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)への名称変更と課題

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タイトル別名
  • Paradigm shift and future perspective regarding the new nomenclatures of steatotic liver disease

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説明

<p>脂肪性肝疾患(SLD)は世界中で最も有病率の高い肝臓病である.非飲酒者の脂肪性肝疾患は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と分類されてきたが,その大半は代謝病態を基盤に発症・進展することから,代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)の新規概念が提起された.また,進行性の肝病態を呈する非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に相当する概念は代謝関連障害関連脂肪肝炎(MASH)と命名された.これらの新概念・名称は国際的コンセンサスとして急速に普及してきており,創薬競争の激化も相まって極めて注目度の高い領域になっている.わが国でも疾患概念の刷新と診療ガイドラインの改訂を含む対応が急務である.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390585636769588096
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.122.311
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    40350310
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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