天然繊維と合成繊維の化学

  • 宮沢 哲
    産業技術総合研究所化学プロセス研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • 天然繊維と合成繊維の化学 : 自然界からの恵みと,科学技術の成果
  • テンネン センイ ト ゴウセイ センイ ノ カガク : シゼンカイ カラ ノ メグミ ト,カガク ギジュツ ノ セイカ
  • —自然界からの恵みと,科学技術の成果—

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抄録

<p>繊維は,我々の日常生活の衣・食・住の衣を支える重要なものである。繊維は自然界から得られるセルロース系の植物繊維,タンパク質系の動物繊維の天然繊維,セルロース系の植物繊維を化学処理した化学繊維および石油から得られる化学物質を重合反応により高分量化したポリマーである合成繊維に大別される。天然繊維の歴史は古く約5000年前から人類が生活の中で使用してきた。化学繊維は19世紀後半から,そして,合成繊維は20世紀になってから化学合成技術,触媒技術をもとにした石油化学工業の発展とともに我々の社会生活に使われるようになった。本講座では,これら天然繊維,化学繊維と合成繊維の特徴を歴史,製法,用途に関してまとめた。</p>

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 66 (9), 444-447, 2018-09-20

    公益社団法人 日本化学会

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