新構造材料適用省エネ型工作機械の研究開発

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抄録

<p>工作機械の消費電力は工場全体の50%以上を占める.周辺機器をインバータ化するという対策を取ってきたが,2000年以降大幅な電力削減は頭打ち状態である.さらなる省エネ化を行うためには,工作機械の軽量化と加工能力の両立がカギとなる.そこで,工作機械を根本的に見直し,工作機械の主要構造にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)等を適用した革新的省エネ型工作機械の開発を行っている.この工作機械の開発目標は,(1) 従来と同じ使い方で 24%の省エネ(従来機比)を実現,(2) 高能率:加工能率13%向上,(3) 最高加減速 50%向上(従来機比),(4) アイドリングストップ時の熱変位 10μm以下,である.日本工作機械工業会では,加工システム研究開発機構において,この工作機械を4大学・9社による体制で開発している.工作機械の部位を(1)構造体,(2)主軸,(3)移動軸・旋回軸,(4)制御の4つに分けて開発を行い,JIMTOF2018においても開発機の紹介を行った.</p>

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  • CRID
    1390845702276330240
  • NII論文ID
    130007702452
  • DOI
    10.11522/pscjspe.2019s.0_211
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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