原子力発電所の新しい保全への取組み

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Advanced Maintenance System for Nuclear Power Plants Outline of New Inspection System and Approach of Electric Power Company
  • 原子力発電所の新しい保全への取組み--新検査制度の概要と事業者の取組み
  • ゲンシリョク ハツデンショ ノ アタラシイ ホゼン エ ノ トリクミ シン ケンサ セイド ノ ガイヨウ ト ジギョウシャ ノ トリクミ
  • 新検査制度の概要と事業者の取組み

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説明

<p> 原子力発電部会は平成21年9月17日,東北大学で開催された秋の大会にて,企画セッション「原子力発電所の新しい保全への取り組み」を設け,新検査制度の概要と事業者の取組みについて議論した。<br> 国は平成21年1月1日に新しい検査制度を施行し,事業者に対し,①保全計画の事前届出,②保全活動の評価・改善の繰返し,③適用可能な新技術の運転中検査への適用等を義務付けた。定期検査間隔については,従来の一律13ヶ月からプラントごとに延長して設定することが可能とする制度変更を行った。また,安全実績指標評価(PI 評価)や安全重要度評価(SDP 評価)を活用したプラント総合評価の実施が導入された。このプラント総合評価の本格運用は平成22年度からの予定である。事業者は新検査制度に対応するべく設備保全に係る技術評価を進めるとともに,状態監視技術の高度化など新たな設備診断技術の導入を目指している。<br> 本稿では,新検査制度の概要とその目指すところおよび事業者の具体的な取組みについての会場での講演内容を簡潔にまとめ,質疑の内容を含めて疑問点をわかりやすく解説した。</p>

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