富山大学の教養教育一元化に伴う情報処理科目の再構築

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タイトル別名
  • Restructuring of “Computer Literacy” Subjects at the Integration of Liberal Arts Education in University of Toyama

抄録

<p>富山大学は五福・杉谷・高岡の3つのキャンパスを持つ.2018年に始まった教養教育改革では,これまでキャンパスごとに行っていた教養教育の授業が,五福キャンパスでの実施に一元化された.初年次に必修である情報処理科目は,教室設備の関係で各キャンパスでの実施だが,6学部を擁する五福キャンパスでは,文系学部・理系学部ごとに学部混成クラスでの授業を行っている.こうした状況を受け,以下の2点に着目して,情報処理科目のカリキュラムおよび教材の再構築を行った.(1)従来は各担当教員が独自に行っていた授業の内容を統一し,どのクラスにおいても同じ内容の授業にする.(2)情報機器やアプリケーションの操作方法を修得するだけでなく,それらを使って行う数値データ整理・文書作成・プレゼンテーションの「アカデミック・スキル」修得を目指す.本稿では,富山大学における情報処理科目再構築の取組について報告し,その実施に伴う問題点・課題について考察を行う.但し,授業目標の達成やその効果については,今後さらに研究すべき課題である.</p>

収録刊行物

  • 学術情報処理研究

    学術情報処理研究 23 (1), 57-66, 2019-09-17

    国立大学法人 情報系センター協議会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845702280099712
  • NII論文ID
    130007708736
  • DOI
    10.24669/jacn.23.1_57
  • ISSN
    24337595
    13432915
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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