書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of eosinophil granule proteins in ECRS
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説明
<p>好酸球性副鼻腔炎 (ECRS) は,好酸球浸潤の強い鼻茸が鼻内に増生する難治性疾患である。原因として気道上皮細胞や2型ヘルパーT細胞 (Th2細胞),2型自然リンパ球 (Group 2 innate lymphoid cell: ILC2) といった様々な細胞がかかわるheterogeneousな疾患であり,さらなる病態形成因子の同定が期待されている。一方,好酸球に含まれる顆粒蛋白は抗寄生虫・抗菌作用を持ち生体の防御機構を担っているが,同時にその組織傷害性から様々なアレルギー疾患にも関与している。我々は好酸球に含まれる顆粒蛋白の一種であるEDNに着目しECRSにおける機能について検討を行った。その結果ECRS患者の血清EDN濃度は他の副鼻腔疾患患者と比較して有意に高く,臨床的な病勢と正の相関を認める結果であった。またECRS患者の鼻茸内ではEDNが高発現していた。ヒト鼻腔上皮細胞をrecombinant EDN蛋白で刺激しRNA-sequence解析を行った結果,epithelial mesenchymal transition pathway (EMT-pathway) が刺激によって最も大きく変動した。EMT-pathwayに含まれる遺伝子のうちMMP-9が最も発現量が高い遺伝子であった。EDNはECRSにおける難治性鼻茸形成に寄与すると考えられ,ECRSの治療において重要なターゲットとなる可能性がある。本稿ではECRSにおけるEDNの果たす役割を中心に解説する。</p>
収録刊行物
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- 耳鼻咽喉科免疫アレルギー
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耳鼻咽喉科免疫アレルギー 37 (3), 223-228, 2019
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845702281113600
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- NII論文ID
- 130007709685
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- ISSN
- 21855900
- 09130691
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可