書誌事項
- タイトル別名
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- Feces distribution of the Japanese giant flying squirrel <i>Petaurista leucogenys</i> in an isolated Satoyama forest
- 糞分布から見た孤立林地におけるムササビPetaurista leucogenysの生息状況
- フン ブンプ カラ ミタ コリツ リンチ ニ オケル ムササビ Petaurista leucogenys ノ セイソク ジョウキョウ
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抄録
<p>ムササビの生息状況の指標として糞の分布と量に着目し,東京都町田市の孤立林(面積136ha)を調べた結果,新たな生息域とコアエリアが判明した.カーネル密度推定法によって,そのうちの95haが生息域(95%カーネル)に含まれ,23haがコアエリア(50%カーネル)に含まれた.コアエリアは林地中央部にあり,1調査地点で最大517粒の糞があった.これに対し辺縁域における糞粒数は0~数粒程度であった.糞調査は,目視調査に比べ効率的に低密度地域の生息域を明らかにできた.また,糞粒数は相対的な密度指標となり生息域の濃淡を表すことができるなど,その有効性が示された.この孤立林における先行研究の生息密度を用い,ここに生息するムササビ個体数は15~63頭と推定された.</p>
収録刊行物
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- 森林野生動物研究会誌
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森林野生動物研究会誌 41 (0), 19-26, 2016-03-30
森林野生動物研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845702281487232
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- NII論文ID
- 130007710105
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- NII書誌ID
- AA12300583
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- ISSN
- 24241393
- 09168265
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- NDL書誌ID
- 027234353
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可