直接イオン化質量分析DART-MSによる脂質分析

  • 渡辺 淳
    株式会社島津製作所 分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部

書誌事項

タイトル別名
  • Lipid Analysis by Direct Ionization Mass Spectrometry DART-MS
  • チョクセツ イオンカ シツリョウ ブンセキ DART-MS ニ ヨル シシツ ブンセキ

この論文をさがす

説明

<p>脂質など食品試料中の成分分析には,GC やLC,LC/MS が広く用いられている。一般的には,除タンパク,誘導体化など分析対象に応じて試料を前処理し,分析に供する。</p><p>近年,質量分析のイオン化法として,直接イオン化法,アンビエントイオン化法の研究が活発に行われている。そのイオン化法の一種であるDART(リアルタイム直接分析;Direct Analysis in Real Time)を用いた質量分析(DART-MS)では,ほとんどまたは全くサンプルの前処理を行うことなく食品試料を分析することができる。本稿では,DART-MS を用いた質量分析により各種脂質分析を行った事例を紹介する。</p>

収録刊行物

  • Oleoscience

    Oleoscience 19 (2), 51-58, 2019

    公益社団法人 日本油化学会

参考文献 (9)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ