[01]韓国型経営の構造的特徴に関する一考察

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  • ──財閥における支配と承継を中心に──

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<p>本研究の目的は,韓国型経営の本質を理論化するために,財閥の行動原理に関する「構造的特徴」,すなわち所有構造に基づく家族支配とその承継に関する特徴,を明らかにすることである。スリーサークルモデルで韓国財閥を分析すると,「ファミリー」「ビジネス」「オーナーシップ」の3つの構成要素全てが重なり合う部分を意識して支配を承継しようとしている傾向が窺える。ウェーバーの支配論を援用し,「カリスマ的支配」「伝統的支配」「合法的支配」の3類型から考察すると,韓国型経営は,創業時のカリスマ的支配から世代交代が行われ,伝統的支配にまでは進むものの,むしろスリーサークルにおける集約化を維持するために,敢えて合法的支配への移行を捨て,カリスマ的支配と伝統的支配に留まろうとしているように思われる。この仮説を検証すべく,サムスングループのケーススタディを行う。</p>

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  • CRID
    1390845702285230848
  • NII Article ID
    130007716316
  • DOI
    10.24472/abjaba.89.0_g1-1
  • ISSN
    24242047
    24322237
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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