赤外領域での光電変換を可能に

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タイトル別名
  • Coverage up to the infrared region
  • 赤外領域での光電変換を可能に : カクテルペロブスカイト太陽電池
  • セキガイ リョウイキ デ ノ コウデン ヘンカン オ カノウ ニ : カクテルペロブスカイト タイヨウ デンチ
  • cocktail perovskite solar cells
  • カクテルペロブスカイト太陽電池

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抄録

<p>Pbペロブスカイト太陽電池が塗布型高効率太陽電池として注目されている.Pbペロブスカイト太陽電池は800 nm以下の可視光を高効率で光電変換できるが,さらに長波長域を光電変換できるペロブスカイト太陽電池が望まれていた.我々はSn/Pbカクテルペロブスカイトを用いて1000 nm程度の近赤外域を光電変換できる太陽電池を初めて作製した.カクテル化により吸収波長のコントロール,HOMO-LUMO(valence band-conduction band)エネルギー準位のコントロールが可能となり,空気中での安定性が向上することがわかった.我々が作製した14.3%の効率を有するPbペロブスカイト太陽電池と比較するとFFの低下(シャント抵抗の低下)が顕著であった.Sn/Pbカクテルペロブスカイト太陽電池の高効率化には電荷再結合を防止する界面コントロール,およびHOMO(valence band)が深いp型半導体の開発が必須である.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 83 (8), 660-664, 2014-08-10

    公益社団法人 応用物理学会

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