食育ボランティアの活動の現状と課題

書誌事項

タイトル別名
  • The Current Situation and Issues of <i>Shokuiku</i> (Nutrition Education) Volunteers
  • 食育ボランティアの活動の現状と課題 : 食生活改善推進員を対象とした満足度調査をもとに
  • ショクイク ボランティア ノ カツドウ ノ ゲンジョウ ト カダイ : ショク セイカツ カイゼン スイシンイン オ タイショウ ト シタ マンゾクド チョウサ オ モト ニ
  • — Based on a Satisfaction Survey of Members Promoting Dietary Improvement —
  • ―食生活改善推進員を対象とした満足度調査をもとに―

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抄録

<p> 本研究は, 食改員の活動の現状や満足度, 主観的健康感, 健康行動とこれらの関連性を検討することにより, 食改員としての活動の現状と課題を明らかにし, 地域の健康づくりに貢献する食育推進活動へ繋げることを目的とした.</p><p> 中四国・九州地方の2市1町の食生活改善推進協議会に所属している食改員250名を対象に, 無記名の自記式質問紙調査を実施した.</p><p> 食改員は, 60歳以上の高齢期の女性が8割以上を占めており, 食改員としての活動には約6割が満足し, その約半数が「現状のままでよい」と考えていた. 不満足群は, 「自宅近くで活動できる」ことや「関係自治体の協力」, 「活動時間の短縮」, 「研修回数の増加」などを希望していた. 満足群, 不満足群共に「活動内容の平易化」を挙げる人も存在した. 活動に満足している食改員の方が, 主観的健康感が高かったが, 健康行動には差が見られなかった. しかし, 健康行動の中でも睡眠時間の確保と飲酒量の制限については, 過去1年間の活動回数と有意に関係していた.</p>

収録刊行物

  • 日本家政学会誌

    日本家政学会誌 70 (9), 590-600, 2019

    一般社団法人 日本家政学会

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