戦後初期の教員採用における選考権の運用実態

書誌事項

タイトル別名
  • The Implementation of Teacher Employment Evaluation Authority in the Early Years after World War II: A Case Study of Toyama Prefecture in the 1950s
  • 戦後初期の教員採用における選考権の運用実態 : 1950年代の富山県を事例として
  • センゴ ショキ ノ キョウイン サイヨウ ニ オケル センコウケン ノ ウンヨウ ジッタイ : 1950ネンダイ ノ トヤマケン オ ジレイ ト シテ
  • 1950年代の富山県を事例として

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抄録

<p> 「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」制定と教育公務員特例法の改正により、教員採用における選考権は市町村教育長から都道府県教育長に移行された。この選考権の移行は教員採用制度の転換点とされてきたが、実際の運用においても転換が起こっていたかは十分に検証されてこなかった。本稿は、1950年代の富山県の教員採用行政を事例として、選考権の移行以前・以後を通して県教委が採用選考を掌握する体制が形成されており、市町村教育長による選考権の行使は制約されていたことを明らかにした。</p>

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 85 (3), 309-320, 2018

    一般社団法人 日本教育学会

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