回復期の脳卒中患者における上肢用ロボット型運動訓練装置ReoGo<sup>Ⓡ</sup>-Jの有用性の検討

DOI Web Site
  • 石垣 賢和
    医療法人社団輝生会船橋市立リハビリテーション病院教育研修部
  • 竹林 崇
    大阪府立大学地域保健学域総合リハビリテーション学類作業療法学専攻
  • 前田 尚賜
    医療法人社団輝生会船橋市立リハビリテーション病院リハケア部
  • 久保木 康人
    医療法人社団輝生会船橋市立リハビリテーション病院リハケア部
  • 高橋 佑弥
    医療法人社団輝生会船橋市立リハビリテーション病院リハケア部

書誌事項

タイトル別名
  • The usefulness of ReoGo<sup>Ⓡ</sup>--J robot for upper limb training in subacute stroke patients:
  • 回復期の脳卒中患者における上肢用ロボット型運動訓練装置ReoGo-Jの有用性の検討 : 傾向スコアマッチングを利用した探索的比較研究
  • カイフクキ ノ ノウソッチュウ カンジャ ニ オケル ジョウシヨウ ロボットガタ ウンドウ クンレン ソウチ ReoGo-J ノ ユウヨウセイ ノ ケントウ : ケイコウ スコアマッチング オ リヨウ シタ タンサクテキ ヒカク ケンキュウ
  • An exploratory comparative study using propensity score matching
  • 〜傾向スコアマッチングを利用した探索的比較研究〜

この論文をさがす

説明

回復期の脳卒中後上肢片麻痺者に対し，15日間のロボット療法の効果検証を行った．対象は，2015年6月から2018年8月の期間に当院に入院した，初発の脳卒中後上肢片麻痺者のうち，15日間のロボット療法を実施した群（介入群）と，1ヵ月間の通常訓練を実施した群（対照群）とした．方法は，介入群と対照群で傾向スコアマッチングを実施し，Fugl-Meyer Assessment（以下，FMA）肩・肘・前腕の変化量を比較した．結果は，介入群36名，対照群62名で，22ペアがマッチングされた．FMA肩・肘・前腕の変化量は，介入群が対照群に比べ有意に改善を示した．ロボット療法を用いた介入は，効率的に回復期の脳卒中患者の上肢機能を改善させる可能性がある．

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 38 (5), 575-584, 2019-10-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ