書誌事項
- タイトル別名
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- Experimental Verification of Consumer Information on Calcium Stain Removal with Citric Acid
- クエンサン ニ ヨル カルシウムケイ ヨゴレ ノ センジョウ ニ カンスル ショウヒシャ ジョウホウ ノ ジッケンテキ ケンショウ
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説明
<p> カルシウムを含む水垢汚れの酸洗浄に関する消費者情報を調査し, その科学的根拠の実験的検証を行った. 消費者情報を分析した結果, クエン酸利用を肯定し推奨する記述が多くみられた. またクエン酸とカルシウムの反応による沈殿について言及している消費者情報はほとんど見当たらなかった. 炭酸カルシウムの溶解実験によりクエン酸の洗浄力は塩酸や酢酸と同様に高いが, クエン酸は時間が経過すると大量の沈殿を生成することがわかった. pH測定, XRFによるCa定量及びHPLCによるクエン酸の定量の結果, 沈殿は炭酸カルシウムの再結晶化から始まり, 12時間後から炭酸とクエン酸の置換に進むことが分かった. また未溶解の炭酸カルシウムの存在が沈殿生成速度を大幅に増大することも分かった. 更にCaは炭酸塩よりもケイ酸塩や硫酸塩の方が除去困難であることも明らかになった. 以上の実験結果より, 消費者情報に多く見られるクエン酸による水垢の除去メカニズムに関する中和説が, 科学的なロジックとして問題があることが明らかになった.</p>
収録刊行物
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- 日本家政学会誌
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日本家政学会誌 70 (10), 643-652, 2019
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845702311333376
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- NII論文ID
- 130007741327
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- NII書誌ID
- AN10040097
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- ISSN
- 18820352
- 09135227
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- NDL書誌ID
- 030008351
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可