福井県若狭町に飛来したコウノトリの冬期利用水田における水生動物群集の生息状況

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  • 水谷 瑞希
    信州大学教育学部附属志賀自然教育研究施設
  • 佐川 志朗
    兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科/兵庫県立コウノトリの郷公園

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of aquatic animal abundance as prey for the Oriental White Stork <i>Ciconia boyciana</i> in winter paddy fields in Wakasa Town, Fukui Prefecture
  • フクイケン ワカサマチ ニ ヒライ シタ コウノトリ ノ トウキ リヨウ スイデン ニ オケル スイセイ ドウブツ グンシュウ ノ セイソク ジョウキョウ

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抄録

<p>コウノトリCiconia boycianaが冬期に滞在した福井県若狭町鳥羽谷の水田において,水生動物の個体数と現存量を調査した.これらの水田では,コウノトリが餌として利用するアメリカザリガニ,ドジョウおよびトンボ目(幼虫)が現存量において大きな割合を占めていた.水生動物の個体数や現存量は田面の状態によって異なり,耕起後の凹凸が大きい水田で多かった.低湿な水田において,耕起でできた凹みに水が溜まることで形成された一時的水域が,水生動物の好適な生息環境になっていたと考えられた.</p>

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