ソーシャル・ビッグデータの活用と個人情報保護の法律・倫理の現状

  • 吉野 諒三
    情報・システム研究機構DS 共同利用基盤施設社会データ構造化センター
  • 田中 康裕
    情報・システム研究機構DS 共同利用基盤施設社会データ構造化センター
  • 小出 哲彰
    情報・システム研究機構DS 共同利用基盤施設社会データ構造化センター
  • 稲垣 佑典
    情報・システム研究機構DS 共同利用基盤施設社会データ構造化センター
  • 芝井 清久
    情報・システム研究機構DS 共同利用基盤施設社会データ構造化センター
  • 前田 忠彦
    情報・システム研究機構DS 共同利用基盤施設社会データ構造化センター

書誌事項

タイトル別名
  • Laws and Regulations for Academic Research and Policy-Making Based on Social Data
  • ソーシャル ・ ビッグデータ ノ カツヨウ ト コジン ジョウホウ ホゴ ノ ホウリツ ・ リンリ ノ ゲンジョウ

この論文をさがす

抄録

<p> 公開データ利用促進の任務を担う情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設のプロジェクトの一部として,2018 年3 月13 日「第2 回人間・社会データ構造化シンポジウム」が開催された.特に,社会調査データの公開における個人情報保護等の法的規制と倫理的指針について,同施設の社会データ構造化センターの法律アドバイザーである牧野二郎弁護士により,一般公開の特別講義が行われた.講演に先立ち,同センターの研究者たちとの協議を経て,牧野総合法律事務所により講演資料が用意された.本稿は,筆者らがその資料を改稿し,シンポジウムでの討議や,2018 年5 月よりEU で施行されているGeneral Data Protection Regulation(一般データ保護規則)など関連資料やその後の推移の確認などを含め,官民学の社会調査関係者向けに概説したものである. </p><p> 現実の法律の執行は,各研究者の解釈や意図とは必ずしも完全には一致しないこともあり得るが,本稿は実証的データに基づく人文社会科学の発展や政策立案を促進するための参考としてまとめた. </p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ