プロジェクト・ベース炭素クレジット市場の金融機関の参加動機の研究

DOI
  • 吉高 まり
    三菱UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社 環境戦略アドバイザリー部

書誌事項

タイトル別名
  • Motivations for Financial Institutions Participating in Project-based Carbon Credits Markets

抄録

<p><tt>京都議定書第1約束期間のプロジェクト・ベースの炭素クレジット市場において, 民間金融機関がクリーン開発メカニズム(CDM)事業に多数関与し,金融危機に直面しても発行(プライマリー)市場のCDM 事業組成参加は増加した。その背景について要因を分析した結果,特に欧州において,炭素クレジットが民間金融機関にとって金融資産としての将来価値が動機付けであったことが判明し,ESG 投資の勃興から本業においてリスクの回避と気候変動ビジネス機会の認識の高まりがあることを関係づけた。本論文は民間金融機関の炭素クレジット創成事業の参加動機に焦点を当て,パリ協定における民間資金導入の経済的効率の高いメカニズムの構築の示唆を提供する。</tt><tt> </tt></p>

収録刊行物

  • 環境情報科学論文集

    環境情報科学論文集 ceis33 (0), 313-318, 2019-11-25

    一般社団法人 環境情報科学センター

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845702325725312
  • NII論文ID
    130007750132
  • DOI
    10.11492/ceispapers.ceis33.0_313
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ