ラオス北部山地のチーク人工林の生育と立地および土壌条件の関係
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- 今矢 明宏
- 国際農林水産業研究センター林業領域
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- Simone Vongkhamho
- ラオス国立農林研究所林業研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between teak growth and soil properties in the northern Laos
抄録
<p>チーク生育について立地環境や土壌の面から好適条件が示されているが、これらの条件のうちどの要因の効果が高いかは対象となる地域の大きさや気候、地質条件等によって異なる。調査対象としたラオス北部山地は、チークの天然分布域であるインドからインドシナ半島西部と隣接した地域であるものの、その適地から外れている。これらの地域においてより高い生産性を得るためには最適な立地および土壌条件を導き植栽地を選定する必要がある。ラオスにおける最大のチーク産地であるルアンパバーン県においてチーク人工林32林分を調査し、チーク生長と立地および土壌条件の関係について解析した。広域的に比較した場合、チークの生長に対し、標高や傾斜、気温等の立地条件は明瞭な関係性が認められなかった。一方、土壌の化学性とは関係性がみられ、特に交換性カルシウム濃度が高いほど成長が良いという結果が得られた。調査地域は石灰岩と堆積岩が互層を成す地質構造をしており、交換性カルシウム濃度は石灰岩塊の山体を中心として高く、堆積岩からなる盆地に向かって低くなる傾向がみられた。立地条件とチーク成長との関係の不明瞭さもこの土壌条件によるものと考えられた。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 650-, 2018-05-28
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712964365696
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- NII論文ID
- 130007376297
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可