転換期の森林保険
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- 興梠 克久
- 筑波大学生命環境系
書誌事項
- タイトル別名
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- Convertible term forest insurance
説明
<p>80周年を迎えた森林保険制度は今後制度発展のために何が求められているか明らかにした。まず,制度展開過程を戦前期(1920~45年),戦後混乱期(1946~51年),民営・国営協調期(1952~60年),制度確立期(1961~81年),安定的停滞期(1981~2014年)転換期(2015年以降)の6つに時期区分し,それぞれの特徴を概観した。そして,第1に,森林保険加入率が1割をきるという制度の危機的状況を脱するためには強力な加入促進活動を展開する必要がある。第2に,国営保険から森林研究・整備機構森林保険センターによる運営に移行したことで,加入促進活動及び自然災害リスク評価の強化,防災研究との連携強化,柔軟な制度運用(特に業務改善や商品開発等)の観点からも機構(保険センター及び森林総合研究所)と森林組合系統との「共同実施」による保険運営体制の強化が必要である。第3に,自然災害リスクヘッジ,森林認証制度における森林保険の位置づけ,施業集約化や森林所有者(施業委託者)の世代交代への対応,公有林や企業CSR活動対象林,信託・投資対象森林の保全・担保力強化など様々な観点から森林保険制度が改めて必要とされている。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 732-, 2018-05-28
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712964902528
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- NII論文ID
- 130007376390
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可