2. AITC(わさびや和芥子の辛味成分)のエネルギー代謝に与える影響(<総説特集II>香辛料の味修飾作用及び消化管を介した代謝調節作用)

  • 森 紀之
    滋賀県立大学人間文化学部生活栄養学科
  • 伏木 亨
    京都大学大学院農学研究科食品生物科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • 2. Effects of AITC (pungent component in wasabi or mustard) on energy metabolisms
  • AITC(わさびや和芥子の辛味成分)のエネルギー代謝に与える影響
  • AITC(ワサビ ヤ ワ カラシ ノ カラミ セイブン)ノ エネルギー タイシャ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

香辛料は味や匂いへの作用だけでなく、身体への生理的な作用を有すると考えられてきた。温度受容体であるTransient receptor potential (TRP) V1およびTRPA1は、香辛料由来の様々な辛味成分によって活性化されることが明らかになっており、香辛料摂取による生理的作用とTRPチャネルの関連について、近年様々な研究が行われている。本稿では、わさびの辛味成分であるアリルイソチオシアネート摂取によるエネルギー代謝、特に糖質代謝への影響について、TRPチャネルの関連とともにマウスを用いて検討した我々の最近の研究成果について紹介する。

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