紙立体を活用した触知によるアイデア生成手法
書誌事項
- タイトル別名
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- Design method for idea generation using tangible object
- リフレーミング手法としてのがようしマップ
- ‘Gayoushi map’ as a reframing method
抄録
この研究の目的は、デザイン活動を行おうとする人々が、頭の中に思い描いたアイデアや概念を外在化し、実在し触知可能(タンジブル)な形に具体化する活動を支援することである。2017年11月に、横須賀デザイン研究室ならびにマルマン株式会社と共同し、画用紙を活用したアイデア生成支援のワークショップを行った。主として非デザイン分野の学生たちを対象とし、頭の中に思い描いたアイデアや概念を外在化し、アイデアを発展させる際に、触知可能な紙立体を活用する効果について観察した。アイデア出しに慣れていない非デザイナー系学生は、その場での発想と言語化がうまく進まず、当初は意見を引き出すことが難しかったが、紙立体を活用することでアイデアの外在化が進みやすくなった。参加者たちの振り返りから、アイデアを出す際に手でさわれるものが目の前にあることで、頭の中にある言語化されていないイメージをコメントとして出しやすくなることがわかった。また、紙立体を移動させながらアイデア検討することで、リフレーミングを起こしやすくなり、異なる文脈に既存サービスを置き換えたり、転用するアイデアを導く効果が確認できた。
収録刊行物
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- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
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日本デザイン学会研究発表大会概要集 65 (0), 504-505, 2018
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712968839552
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- NII論文ID
- 130007399295
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可