認定教育施設における外来糖尿病教室の実態調査―開催スケジュールならびに内容と実施担当者に焦点をあてて―

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  • Field Survey on diabetes educational classes for outpatients in certified medical facilities -With special emphasis on the schedules, the contents, and the educators-

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抄録

<p>外来糖尿病療養指導に関する実態調査の一部として,糖尿病教室の開催スケジュールならびに糖尿病教室の内容と実施担当者の状況を明らかにすることを目的に,認定教育施設の看護職を対象に自由記載の調査票を配布し調査した.回答は297施設から得られた.開催スケジュールについては,1クール2週間,年間12クール,1日あたり60分間がもっとも多かった.糖尿病教室の内容は,病態,生活上の注意点,食事療法,検査/血糖自己測定(以下,SMBGと略す),フットケア,口腔ケア,シックディ,禁煙,民間療法等の20項目に分類でき,職種の専門性を活かしてそれぞれの内容を担当しており,1施設あたりの糖尿病教室実施担当者の平均人数は,4.55±1.98人であった.結果から,認定教育施設では糖尿病教室のスケジュールや内容,実施担当者は,ほぼ標準化されていると考えられた.そのため,今後は標準化されていない部分について焦点をあて探求することによって,集団教育介入にまつわる患者の特徴やニーズ,それに即した質の高い糖尿病医療・看護のあり方について検討したいと考える.</p>

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