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- 角谷 快彦
- シドニー大学行政大学院博士課程
書誌事項
- タイトル別名
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- The Mechanism of Care Quality Improvement : The Case of Group Home Providers in Japan
- カイゴ サービス ノ シツ カイゼン ノ メカニズム カイゴ ジギョウシャ ノ シテン カラ
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説明
高齢化社会の進展に伴い,介護ニーズが高まっている.各国政府は,介護サービスの市場を形成し民間の介護業者を公的介護の枠組みのなかで活用して介護ニーズの増加に対応しようとしているが,一方で「介護の質」に対する課題も多い.介護サービスの質については市場を監視する行政やサービスの利用者の立場からさまざまな議論,研究がなされてきた.一方で,各事業者の立場からサービスの質を高める方法についてはほとんど研究がなされていない.本稿は介護サービスの質を向上させる方策を介護事業者の立場から考察したものである.具体的には,「事業者がサービスの質を高めるためにどのような手段を用いたら最も効果的であるか」を認知症対応型共同生活介護の外部評価結果を用いて,介護事業者のサービスの質が高まるメカニズムを明らかにすることによって検証した.結果として,事業者の経営理念の共有を徹底することが最も効率的な対策であることが分かった.
収録刊行物
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- 社会福祉学
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社会福祉学 51 (4), 128-138, 2011-02-28
一般社団法人 日本社会福祉学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712975648384
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- NII論文ID
- 110008513735
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- NII書誌ID
- AN00314800
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- ISSN
- 24242608
- 09110232
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- NDL書誌ID
- 11036938
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可