四肢痙縮コントロールにおける神経破壊剤を用いた末梢神経ブロックの意義

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  • The Use of Peripheral Nerve Neurolysis in the Management of Limb Spasticity
  • シシケイシュクコントロール ニ オケル シンケイ ハカイザイ オ モチイタ マッショウ シンケイ ブロック ノ イギ

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抄録

<p>古くから,痙縮緩和手段の1つとして神経破壊剤を用いた末梢神経ブロックがあり,その臨床的な有用性は文献を通じて理解できる.一方,比較的安全性の高い痙縮緩和手段が多くある現在,市販の薬品が承認外,異常疼痛などの合併が強く危惧される,効果や有害事象の事前予測が難しい,施注に技量を要するなどが指摘される同法の実施は臨床で回避されがちである.しかし,同法は原則外来で実施できる方法である.比較的長い効果持続期間,1カ所の施注で複数筋を同時に抑制可能,費用対効果がきわめてよい,といった特有の利点の臨床的価値も高い.こうした同法の利点をうまく活用できる技量や裁量は,痙縮治療を行使するうえで欠かせない.</p>

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参考文献 (16)*注記

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