Discussion of protector materials for goalball pants from the viewpoint of heat and water transfer properties

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  • 熱・水分移動特性からみたゴールボールパンツ用プロテクター素材の検討

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目的<br> ゴールボール競技では専用ウェアがないため、サッカーのゴールキーパー用パンツを代用しているのが現状である。このパンツに使用されているプロテクター素材は、動きの激しい競技において温熱的に不快であるといわれている。本研究では、ゴールボール用のコンプレッションパンツに取り付けるプロテクター素材を検討することを目的として、熱・水分移動特性の観点から検討した。<br><br>方法<br> 網状構造体ブレスエアーR3種(a、b、c)、軟質スポンジ3種(d、e、f)および市販のゴールキーパー用パンツから取り出したスポンジの計8種を試料とした。また、試料b、d、fを組み合わせた2層(総厚さ20mm)および試料bの両面を厚さ5mmの試料の組み合わせで挟んだ3層(総厚さ20mm)のプロテクター素材についても、乾熱損失量Hd、人の不感蒸散を模した水蒸気移動を伴う系での総熱損失量Ht、熱板(模擬皮膚)と試料との間の温湿度等の測定を行った。<br><br>結果<br> 今回収集したプロテクター素材(厚さ10mm)のHdおよびHtは、軟質スポンジに比べて、試料a、 b、 cで大きかった。各試料の組み合わせ2層の場合は試料bが模擬皮膚側にあり、試料bを挟んだ試料の場合は密度の低いスポンジ(試料f)が模擬皮膚側に配置された場合において放熱量・水分移動量が大きいことがわかった。模擬皮膚と試料の間の湿度においても、放熱挙動と同様に、模擬皮膚側の試料の特性に依存することがわかった。

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  • CRID
    1390845712978695936
  • NII Article ID
    130007420484
  • DOI
    10.11428/kasei.70.0_67
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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