スポーツ傷害に対する理学療法の取り組み

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タイトル別名
  • Physical Therapy for Sports Injuries

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抄録

スポーツ外傷はスポーツ活動中の外力(external force)や自家筋力などの内力(internal force)によって生じる, 運動器の構造および機能の破綻である。スポーツ障害は過用(overuse)による微細損傷の慢性化と捉えられるが, 力学的に不利な運動様式によって局所にストレスが集中する誤用(misuse)の要因も含まれる。いずれの場合もその評価と治療は, 組織の病態と治癒過程, 運動器のバイオメカニクスと生理学的な特性に基づいて実施する。整形外科学の診断手技と姿勢や動作の観察は, 運動器の病態運動学(Pathokinesiology)の分析に有益な情報をもたらす。理学療法評価と治療は表裏一体の関係にあり, 正確な評価がより効果的な運動療法の展開を可能にする。本稿では主に下肢のスポーツ傷害に対する理学療法の取り組みについて基本的な考え方を述べ, 我々が実践している方法を示す。理学療法の考え方 1. 関節機能 拘縮と不安定性は関節機能の両極にあり, それぞれ関節の遊び(joint play)の過小と過大として評価される。

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 32 (4), 269-274, 2005-06-20

    日本理学療法士学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (9)*注記

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