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- 大槻 利夫
- 諏訪赤十字病院リハビリテーションセンター
書誌事項
- タイトル別名
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- What Should We Do in the Sickroom, Ward and P.T. Room at the Acute Care Hospital?
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説明
急性期病院に勤務している理学療法士に活気がなくなってきている。平均在院日数の短縮ばかりでなく, 最近の脳卒中による片麻痺患者は, 後遺症としての機能障害が比較的軽く, すぐに身辺の日常生活動作(以下ADL)が自立するか, 反対に高齢で麻痺も重度で寝たきり, 合併症もあり, 病室での可動域維持運動や座位保持練習に治療時間のほとんどを費やすという両極端が以前より多くなってきている印象をもっている。一方, 理学療法技術が最も生かせると思われる片麻痺を持つ患者は, ICUや病室からPT室に出て来られるようになるとすぐリハビリテーション専門病院へ転院してしまう, というながれを急性期病院の多くの理学療法士が日常的に経験しているものと思われる。少し極端な言い方をすれば, 「時が過ぎれば患者はいつの間にか転院, 退院していく, あとは記録さえしっかり出来ていれば万全」ということになる。運動療法室(PT室)の今昔 ほんの少し前まで運動療法室(以下PT室)は, 大勢の患者さんとその家族による理学療法士(以下PT)との掛け声や話し声でにぎやかな場所であった。
収録刊行物
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- 理学療法学
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理学療法学 32 (4), 146-150, 2005-06-20
一般社団法人日本理学療法学会連合
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712989660544
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- NII論文ID
- 110004015881
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- NII書誌ID
- AN10146032
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- ISSN
- 2189602X
- 02893770
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可