<b>宮崎大学の全構成員に対する標的型攻撃メール訓練</b>

書誌事項

タイトル別名
  • <b>Targeted Attack Mail Training for All Members of University of Miyazaki</b>

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説明

<p>近年,多くの機密情報を保有する大学は,標的型サイバー攻撃のターゲットになりやすく,情報が漏洩した際の社会的インパクトも大きい.このような状況の中,標的型攻撃メールなどの個人に対する攻撃から重要な情報を守るためには,構成員一人一人が正しい知識を持ち,正しく対処する必要がある.そこで,標的型攻撃メールがどのようなものかを周知し,攻撃を受けた場合に適切な行動をとれるようになるために,本学の全構成員を対象とした標的型攻撃メール訓練を行った.訓練は,事前に標的型攻撃メールへの注意喚起と対処法を通知し,その数日後,事前通知なしに訓練用の疑似標的型攻撃メールを一斉に送った.メールには,標的型攻撃メールと判断できる疑わしい点をいくつか含ませた.メール内に偽装したリンクを記述し,これをクリックした場合を標的型攻撃メールの被害にあったとみなし,その数を集計した.集計の際には,Sandboxによる試行接続を考慮し,この影響を除外した.その結果,リンクをクリックした者は全体の約14%であった.本論文では,実施方法および集計方法,集計結果について報告する.</p>

収録刊行物

  • 学術情報処理研究

    学術情報処理研究 22 (1), 64-70, 2018-09-19

    一般社団法人 大学ICT推進協議会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845712998908416
  • NII論文ID
    130007474813
  • DOI
    10.24669/jacn.22.1_64
  • ISSN
    24337595
    13432915
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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